2013年6月22日土曜日

両足院の半夏生 / Ryosoku-in, Saururus chinensis

建仁寺の塔頭である両足院で、半夏生(はんげしょう)の庭を楽しむ特別公開が始まった。(7月10日まで) 
この庭は茶道藪内流の5代目宗匠、藪内竹心紹智(やぶのうち ちくしん じょうち / 1678〜1745年)の作による珍しい庭。彼は藪内家中興の祖といわれ、千利休時代の茶道の在り方への回帰を問うた人。漢詩にも精通したインテリだったようだ。
庭は池泉回遊式と茶庭が融合しており、茶室に向かう道すがら池と山の両方の景を楽しめる。高低差を活かし工夫されたデザインは、庭の狭さを全く感じさせない。
半夏生はドクダミ科の多年草植物。花の周りの葉の表側だけ葉緑素が抜けて白くなる。これは苞や花びらと同じ役目をし、目立たない花の代わりに虫が集まりやすくしている。
暦の半夏生の頃に咲くのでこの名前に、また半分白い葉を「半化粧」と例えたとも言われる。
雨が降った後が特に美しい。
祇園のど真ん中にいるとは思えない、自然に溢れた静かな空間である。

Ryosoku-in is at Kennin-Ji Temple in Gion area where now you are able to see Saururus chinensis flowering until July 10th. The garden was designed by the tea master Tikushin Jochi Yabunouchi in 18th century who was from the Yabunouchi tea family. Saururus chinensis is a prennual plant and Saururaceae family. The flower itself is not so distinctive, so the top leaves around the flower, which is white on the surface plays the role of petals.




仕切り直し

長い間お休みしてすみません。
Facebookの方で京都の庭園や花、美味しいカフェやレストランなどを紹介するページ「Epic Kyoto」を友達と立ち上げ、そちらを中心に情報をあげていました。
同じ内容になりますが、こちらでも京都のお庭について紹介しようと思います。
どうぞよろしくお願いします。